【開催報告】「2拠点家族ってどんな感じ?トークイベント」を開催しました!

6月4日夜、「2拠点家族ってどんな感じ?トークイベント」をオンラインで開催しました!

「転勤や移住が可能だったら、キャリアの幅が広がるかも」
「いつかは海外で働いてみたい」
「パートナーと別々に暮らすのって実際どんなメリット・デメリットがあるんだろう?」

情報交換会でのそんな声から企画した今回のイベント。
パートナーと離れて暮らしながら育児をする、2拠点生活(=別居婚)の経験者3人が話してくれました。

1人目は飲料メーカー勤務で2拠点生活歴11年の夏秋裕子さん。
夫の転勤で奈良県ー福山市(広島県)、広島市ー福山市の2拠点生活を経験している夏秋さん。
仕事復帰や2拠点生活を控えて不安を抱えていたとき「旦那さんのご飯つくらなくていいなんて、ラッキーやん」と声をかけられたそう。
「この言葉が人生を変えた。物事っていろんな見方があるなぁと」。
2拠点生活の実態は、「大人一人分のご飯づくりや洗濯をしなくていいのは物理的に楽!」デメリットは「自分の体調がわるいときに困ってしまう」こと。
「健康をいかに保つかがポイント」と強調されていました。
夫が帰ってくる土日は「自分がやりたいことをやる。これでプラスマイナスゼロ」。
その一人の時間をあてて、MBAの勉強をされていたそうです。
「無理しない。自分がやりたいこと、ちゃんとできるような環境を話し合ってつくってことが大事です」。


2人目は新聞記者の大澤祥子さん。神奈川ー釧路市(北海道)などで2拠点生活を経験されています。
大澤さんは結婚前から夫と遠距離だったこともあり、離れて暮らすことに違和感はなかったとのこと。
ただ、近くに親戚もおらず、地方都市の釧路はベビーシッターサービスなどのサービスが少ない地域。
夜遅い取材には子どもを連れて行ったりすることもあり、「保育園や仕事での知り合いに預けることも多かった。どうしても一人の大変さはあった」といいます。
現在は埼玉県で同居されている大澤さんですが、今後も北海道と首都圏との2拠点生活は続いていく予定。
「やめるならいつでもやめられる、やれるだけやってみようという気持ちでここまできました。
もうだめになるときがくるかもしれない。だめだってなるところまでやってみようと思ってます」。

3人目は沖縄で個人事業主として働く高本 佳代子さん。
海外でも活躍されていた高本さんはリモートワークの先駆的存在。
親族の介護などがあり、10年ほど前からリモートワークに切り替えていたそうです。
沖縄住まいのきっかけは4年半前、夫の転勤で家族で移り住んだ沖縄を「大好きになってしまった」こと。
夫が東京に戻ったあとも、子どもと一緒に沖縄にとどまりました。
「沖縄が子育てが楽ちん」。子どもが泣いてもわめいても、周りに嫌な顔一つされない。美しい自然が近いのも魅力だとか。
最近は「子どもの成長を近くで見たいと、夫がさびしがってきています」。
コロナ禍で頻繁に会うこともできず、「次に夫が地方に転勤するときには、もしかしたら、沖縄をはなれるかもしれません」。

参加者からは「自分ばかり子育てをしている、、という気持ちになって、夫との関係が悪くなりそうですが?」という質問も。
経験者のみなさんは「それは一緒に暮らしていても同じこと!」と声をそろえていました。
子どもが寂しい思いをしていないか?という疑問には「週末にパパと2人で過ごすので、むしろ仲良くなっていますよ」という声もありました。

総じてポジティブな話が多かった今回のイベント。
アメリカから参加してくれた方もいらっしゃり、「母子だけで帰国するのに不安を抱えていたけど、はげまされました」と笑顔を見せてくれました。
今回のイベント、パートナーと離れて育児をするのは大変なことばかりではないと、勇気づけられる内容でした!

コロナ禍でテレワーク文化も浸透し、脱東京の機運も高まっている昨今、場所という制約がなくなれば、将来の選択肢が増える人も少なくないかもしれません。自分らしく働き、暮らしていくビジョンが広がるきっかけになればと思います。


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