認可だからいいとは限らない。認証保育園のメリットデメリット

居住地域東京都大田区
就労状況共働きフルタイム
子供2人
結果長男:認証保育園(6か月時)→認可保育園(1歳時)

今回はikumado代表千木良さんに自身の保活体験をお話いただきました!
※15年前の話(2004年~2010年あたり)になります。今は状況が異なる部分もある旨ご了承ください。

2021年に保活した身としては概ね共通する内容だと思います。


東京都大田区は当時4月でもどこにも入れない人がいるような激戦区。
長男は生後6か月の時点で認可保育園ではなく都の認証保育園に入園しました。

「保活」というと認可保育園にいかに入るかに重きを置かれがちですが、認可保育園と認証保育園の両方にメリットデメリットがあると感じています。

認可保育園と認証保育園についての説明はこちら(イベントYouTube動画)をご覧ください。

※あくまで自分が預けた園をベースに一般化してお話しておりますので、必ずしも全ての認可/認証それぞれの園に当てはまらないことをご了承ください。

認証保育園は働く親目線が強く合理的

まず、認証保育園は狭いけど綺麗なところが多い印象です。

また、働く親の目線を強く持っていて、いろんな面で合理的だと感じています

例えば:

  • 送り時の受け渡しが楽。荷物は全部園がセットしてくれる。(認可では指定の場所におむつや着替えを親がセットしなければいけないところが多い)
  • おむつは保育園契約のところが多い(認可ではおむつ記名の上持参、持ち帰らなければならない園も)
  • シーツも同様(認可ではシーツ持参、毎週末持ち帰り洗濯)
  • 長時間保育が可能、補食も出してくれる

こういった細かいけれど手間と時間がかかる作業を大幅に減らしてくれるという点で、認証保育園のサービスは大変助かりました。

行政による集客ではない分、認可保育園よりも手厚いサービスを提供している認証園は多いと思います。

一方、認証保育園のデメリットとしてはやはり狭い、庭がない。

先生の入れ替わりが多い、2歳までの園がほとんどで乳児ばかりといった面が挙げられます。

自分にとっては働きやすいこと、子供にとっては近く空間が広いことを大事に

メリットも多い認証保育園からなぜ認可保育園に転園した理由についてお話しします。

2歳までしか預けられなかった

シンプルな理由として通わせていた園では2歳までしか預けられなかったことが挙げられます。

多くの認証保育園が2歳クラスまでなので、以降は別の保育園もしくは幼稚園に預ける必要があります。

一度認可保育園に入ると6歳まで預けられるので安心です。

敷地が狭い

もう一つの理由としては、やはりスペースの広さ

認可保育園では園庭がある園が多いので、例えば預けてから9時までは園庭で自由に遊べる時間があり、外遊びを重視している私としては嬉しい点でした。

少し体が大きくなってきて行動範囲も広くなってくるにつれ、認証保育園の狭いスペースにギュッとなっている様は少し心苦しく、広いスペースのある場所に預けられたのは良かった点だと思います。

余談:価値観はそれぞれ

保育園の見学をする際に、鼻水を垂らしている子を見た時に「鼻水垂らしたままでとんでもない、かわいそう」という方がいらっしゃるのに対し、私は「元気よく遊んでいてよい、強く育つ」と思う方。

同じ事象に対して全然別の捉え方もできる点は興味深いですね。

認可保育園のデメリットは認証保育園のメリットの裏返しになります。認可保育園は親目線のサービスとしては最低限、という印象です。

保育園は子育ての強力な協力者

認証保育園も認可保育園もそれぞれにメリット、デメリットがありますが、共通して言えることとしては保育園は心からありがたい存在だったということです。

保育士さんは働く親に理解があり、都度相談に乗ってくれてとても心強い存在でした。協働している感じです。

子供も子供らしくいられたと思います。
レゴばかりやったり、本ばかり読んだりと偏りがある子ではありましたが、好きなことができたのは良かったと思います。
今勉強はできる子に育っていますし、小学校に上がった際の幼稚園出身の子との差も感じていません。

保育園には様々な種類があり、それぞれに長所短所があります。

それを理解した上で自分に合った場所を見つけ、子育ての協力者を得ることがきっと働くママ・パパの助けになってくれると思います。


認可保育園と認証保育園の違いについて実体験ベースで語っていただきました。

ちぎらさんありがとうございました!