入園できればどこでもいいわけじゃない。「選ぶ保活」とは

保活データ

居住地域千葉県松戸市
就労状況夫:会社経営 妻:会社員(時短)※現在はフリーランス
子供1人
保活の結果夫が職場保育→小規模保育入園(1歳時)

入園できれば、どこでもいいわけじゃない。園選びの基準とは?

私が住む松戸市は、1歳児入園は共働きフルタイムでも落選してしまう程の保活激戦度です。

松戸市が待機児童ゼロをうたっているため他自治体からの転入者が増えて、保活が厳しくなっているようです。

まずは近所で評判がいい保育園が開催している施設解放に参加して、どのような雰囲気なのかを確認し、次に、家の近くにどのような園があるのかを調べました。

その後、夫と相談して、園選びは以下の2点を重視しようと決めました。

  • 園の保育方針
  • 家からの距離

私と夫は、保育園は「預けられたらどこでもいい」、「仕事のために預ける場所」ではなく、「子供が親の仕事の間に過ごす場所」だと思っているので、自分たち以外の人にでも子供を看ていてほしいと思える保育方針かどうかという点を重視しました。

見学に行った第一希望の園は、運動会やお遊戯会がありません。

運動が好きな子もいれば、嫌いな子もいます。
体を動かすことが苦手な子にとって、運動会の練習はやりたくないだろうし、「親に見せるため」の練習に時間を使うのではなく、子供たちがそれぞれの発達の中で本当にやりたいことをやってほしいという方針だからだそうです。

そのため、お散歩も行きたくない子は行かなくてもいいし、お昼寝の時間が決まっていないため、おおまかなスケジュールの中で、それぞれの寝たいタイミングで自由に寝ることができるそうです。

また、1年間は担任の先生が変わらないため、きちんと愛着形成ができるというのもいいなと思いました。

希望園の数=「必死さ」のバロメーター?

1歳児4月入園の申し込みは、最終的には第3希望まで記載しました。

当初、第1希望の園のみで申請書を提出したら、保育課の方に「第1希望のみだと落ちても面倒を見てくれると思われてしまいそうだし、必死さが伝わらないから、欄外にも7園くらい書いて」と言われました。

私は、「保育園は入園できればどこでもいいわけではなく、ここの園だったら子供を預けたいと思った園に申し込みたい。希望園の数のみで判断されるのであれば、自分達の就労状況や祖父母が近くにいるか等の家庭状況を記載している意味がないのではないか」と伝え、保育課の方と窓口でバチバチになりました(笑)思い返せば、保育課の方もよかれと思ってそのようなアドバイスをされたのだとは思います。

認可外保育施設については、0歳児入園の際に問い合わせしたところ、その時点で空きはありませんでした。

第2希望の小規模保育に内定

1歳児4月入所の結果としては、第2希望の小規模保育に入園することができました。

先生やお友達との距離が近いことは、小規模保育の良さだと思います。

ただ、第1希望の認定こども園のほうが、外で思いっきり遊ぶことができる環境があり、より自分の子供に合う体験をさせてあげられるカリキュラムだったと思います。

また、現在通っている園は2歳児クラスまでしかないので、来年4月には転園申請をしなければなりません

去年開園した提携先の園には優先的に選考されるようですが、絶対入園できるわけではないので、第1希望だった園にも希望を出そうと思っています。 

第一希望の園に落選した要因は、時短勤務?

第1希望に落選してしまった要因は、恐らく私が時短勤務だったからだと思います。

保育課の方からは「時短よりフルタイムで復職したほうが、希望が通りやすくなりますよ」と言われましたが、「入園するためにフルタイムにするというのはおかしいと思う」と、ここでもバチバチになりました(笑)

私たちは祖父母が遠方に住んでおり、近くに子育てを手伝ってくれる人がいません。私たちのような家庭(夫婦どちらかが時短勤務、祖父母は遠方)より、近くに祖父母がいる共働きフルタイムの家庭のほうが、指数が高くて入りやすいそうです。

 (注:自治体によって選考基準は異なりますのでご確認ください)

保活を振り返って思うこと

保育課には自分の中で園選びの基準をしっかり決めてから行く

希望園の優先順位を決める時に、仕事のことを考えるとどうしても「入りやすい園か」という基準で園を選びそうになってしまいますが、「子供を入園させたい園かどうか」という基準をブラさないことが大事だと思います。

年度途中の入園はできない

私の場合、子供が1歳になる1月には復職しなければならず、1月入園で申し込ましたが、空きがなく入園できませんでした。

途中入園が難しいことを事前に知っていれば、見通しを立てることができたし、早めに会社に伝えられたと思います。

現在通っている園に入園できるまで、夫が職場(学童保育)で、仕事をしながら子供をみてくれていたのですが、仕事が終わって疲れた状態で、自分が住んでいる駅を通過して夫の職場まで子供を迎えに行き、また電車に乗って連れて帰るというのは本当に大変でした。

保活コンシェルジュを活用する

松戸市の保育課には、窓口対応をする職員とは別に「保活コンシェルジュ」という、丁寧に話を聞いてくれて、融通をしてくれたりもする「裏ワザ」的な方がいるそうです。

私が窓口に行った時は、保育課自体がすごく混んでいて相談できませんでしたが、知り合いは年度途中の入園を掛け合ってもらったりしたそうなので、相談してみるといいと思います。


入園自体が厳しく、「どうすれば保育園に入れるのか」という視点で、保活をされる方は多いと思います。その視点も持ちつつ、なほさんのように「園を選ぶ」という視点も大切にすると満足度が高い保活になるのではないかと思いました。

また、最初に「園選びの基準」を夫婦で相談して決めることは、とても大切ですね。

なほさん、ありがとうございました!